2017年11月6日月曜日

サンヘドリンの法廷

 8節に入ります。

エルサレムの天空に満月がかかっていた ――
  ユダヤの新年を祝福するように、月影が神殿の金色の屋根を照らしていた。家々では人々がまだ眠りを貪っている時刻であった。

過越し祭が始まります。

でもこの大切な祭日にイエスの裁判が開かれるんです。しかも違法な裁判です。
  裁判の場面を描いたこの節は、つぎの節と合わせて第1章の圧巻ともいえます。丁寧な描写で、読者を裁判の場面にいるかのように引き込んでくれます。
  
 やがてゲッセマネで逮捕されたイエスが法廷に連行されてきます。つづきはまた。



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