それに、ピラトは祭司たちの小細工(あのゲッセマネでのお芝居です)も見抜いています。ただイエスがガリラヤの出身であることだけが気がかりのようです。
そこでピラトはイエスに「お前の罪状について、弁明する意思はあるか」と聞きます。イエスが黙っていると、横から祭司が「このガリラヤ人はユダヤの王を僭称する不届き者だ」と言って、ピラトに関心を向けさせようとします。そこでピラトはイエスに冗談めかしてたずねます。「お前はユダヤの王なのか?」と。ピラトはイエスをうつけ者だと思って軽くみているのです。
『マルコによれば』第2章について書いてきました。ここでちょっとこの章について感想を述べてみます。 本章は時系列からいうと第1章(プロローグ)の前に位置します。第1章はイエスの「 公生涯 」に沿った物語展開でした。本章はその前史で、作者が想像的に描いたものですが、イエスがキリ...
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