「シモンよ、さらばだ」とユダは言って、ペトロに接吻した。
それからシモンは、もう一度イエスを見た。イエスが、うなずいた。」これはひょっとしたら作者のミスかもしれません。イエスをもう一度見たのは、シモン(ペトロ)ではなくて、ユダではないかな? きっとユダは名残おしかったんです。だからイエスの姿をしっかり目に焼き付けておきたかったんでは? それにイエスもちゃんとこたえてます。
このあとは、ユダの心境がのこされた「手記」というかたちで紹介されます。
長いのでちょっとだけ……「……おれは『主よ、赦してくれ』と心の中で何度も叫んだ。そのとき『お前はなすべきことを果たしたのだ』という師の声が聴こえた。……たとえおれに裏切り者の汚名が着せられようと、それはおれの本望だ。おれは地面にぬかずき、接吻した。そうしてようやく立ち上がることができた。去りゆく師とペトロの後姿を見ながら思った。これで良かったのだと……」
0 件のコメント:
コメントを投稿