第四節ではヨハネの弟子のヤコブとフィリポ(二人とも後にイエスの仲間になります)が、エルサレムの町で、在家のひとりから、ヘロデが師ヨハネの逮捕を計画しているという話を聞きます。
二人はさっそくこの話をヨハネに伝えます。もちろん師ヨハネの身の安全を願ってのことです。ところが意外にもヨハネはそれを「好機」と言うのです。ヨハネにはつぎのような確信があったのです。ちょっと失礼して、
ヘロデ一統の堕落もついに来るところまで来たようだ。だがつぎの王朝は、もはやこの地においては生まれまい。終末の時が来たのだ。
そして、得意の占星術の知見から得た見通しを語ります。ヨハネはそこで自分ではない「もうひとりの人間」が、やがて到来する神の国を治めるという見通しを語ります。
それでヨハネは自からすすんでヘロデの邸に出頭しようと言います。
ヤコブもフィリポもヨハネの言葉に重要な意味があることを感じてますが、納得はできていません。
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