いよいよ晩餐もおわり。イエスが言います。
「みな杯を取ってくれ。これがおれからの餞別(せんべつ)だ」
この場面は教会では聖餐式といわれるところでしょう。わたしがまえに通っていた教会では必ず次の箇所が読まれました。
この場面は教会では聖餐式といわれるところでしょう。わたしがまえに通っていた教会では必ず次の箇所が読まれました。
「取りなさい、これはわたしの体である。」
すると配られたパンのかけらを口に入れて食べます。つぎにブドウ酒が入った小さな杯を持って、
「これは、多くの人のために流されるわたしの血である」
と言われると、一口ブドウ酒を飲むんです。
パンとブドウ酒はイエスの肉と血を表しています。教会の人ならおわかりでしょうけど、はじめての人には何のことだかわかりません??? それにちょっと気味がわるいでしょ。人の肉と血ですものね。わたしは小さいころから通ってましたから、とくに違和感はもちませんでしたけど、でもいまから考えるとちょっと変な感じがします。宗教儀式ってそういうものかもしれませんけど。
小説にもどります。ここでのイエスはこれが肉だ、これが血だなんて言ってません。ただ「餞別だ」と言ってるだけ。でもとてもシンプルでリアルです。ほんとうはこんなだっかもしれないなって思わせます。これなら別れの盃みたいなものですから、わたしたちにもよくわかります。
0 件のコメント:
コメントを投稿