2017年10月14日土曜日

人の子にすぎぬ

神の御心なぞ、おれたちが忖度できるものではないのだ」というイエスの答えに納得のゆかないシモンはまた問いかけます。
「師よ、貴方は神の子と呼ばれているではないか?」「いや、人の子にすぎぬ」「どう違うのだ?」「言ったとおりだ」
イエスは自分が「神の子」と呼ばれるのを否定して「人の子」と呼んでます。
日本人なら神と人はぜんぜん違うから不思議じゃないけど、ユダヤ人は人の子といえば神の子とほとんど同じみたい。これ受け売りですけど、聖書(もちろん日本語の)の最後に「用語解説」っていうのがあって、そこに「人の子」っていうのが、ちゃんとあります。なんて書いてあるかっていうと、「メシア(キリスト)を指す述語」で「イエス自身の呼び名」だそうです。
だからシモンにはイエスが言い換えただけに聞えたのです。神の子も人の子も同じ意味じゃないかって。そうただしているんです。でもイエスは「言ったとおりだ」なんて煙に巻いてます。つづきはまた。

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