2020年4月19日日曜日

遺体の引き渡し

 議員のヨセフ(アリマタヤのヨセフ)がローマの隊長にイエスの遺体の引き取りを申し出ます。どうしてかれはそれを申し出たのでしょう? 理由はあとでわかります。
 ともかく遺体の引き取りは許可されます。ヨセフはさっそく遺体を墓に運ばせます。お墓は「ゴルゴタの丘に近い窪地にあった」と書いてあります。そこはヨセフが所有するお墓なんでしょう、きっと。
 ヨセフが従者たちに命じて遺体の浄めをさせているあいだ、墓の外に出ていたヨセフのところにマリハムたちがやってきます。かのじょたちはずっとヨセフの行動を見ていたのです。ひととおりあいさつがすむと、マリハムたちはヨセフの許可を得て、墓に入ります。イエスの遺体が安置された墓の中のようすが、つぎのように描写されます。
 灯火に照らされた墓の内部は思ったよりも広く、奥行きもあった。その奥の台座にイエスの遺体が安置されていた。
 そこでいよいよマリハムは、イエスに対面します。このつづきはまた……


0 件のコメント:

コメントを投稿

第2章について

  『マルコによれば』第2章について書いてきました。ここでちょっとこの章について感想を述べてみます。  本章は時系列からいうと第1章(プロローグ)の前に位置します。第1章はイエスの「 公生涯 」に沿った物語展開でした。本章はその前史で、作者が想像的に描いたものですが、イエスがキリ...