さてユダはペトロを前にして、あの計画を打ち明けます。といっても、大変な計画ですから、ユダはじっくり話を進めます。でもここではちょっと端折って、肝心なところにゆきます。
「そうだ、シモン。師が考えていることは、何かを壊すことではなく、神の国を建設することだ。これまでに現れた者たちが考えて来たようなものではなく、これまで誰も考えなかったような突拍子もないことを考えているのだ」
話はいよいよ重要なところに入ってゆきます。師であるイエスが死を覚悟していることが、ユダの口から明らかにされます。するとペトロは言います。
「とんでもないことだ。師を失ってしまえば、おれたちはどうなる? 頭石(かしら)を失った家と同じではないか。それだけは何としても阻止しなければならぬ」
ペトロにはまだユダの言っている意味がわかってません。「ばかなことを言うな。死んで生きるだと?」と反論します。ここでユダは重要な決めぜりふを口にします。
「それでは事は成らぬのだ!」
きょうはこのくらいにします。
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