13節です。
ヨハネの遺骸がエッセネの園に送り付けられてきた同じころ、ヘロデのもとにネシャートの逃亡という報せが届きます。
ヨハネの件とネシャートの逃亡。そこに関連があることを察したヘロデは、もはや動揺を隠すことができません。ネシャートの逃亡先が父アレタス王のいるナバテア国であるのは明らかです。そうなれば戦争は必至です。
ところでそれまで詳しい事情を聞かされていなかったへロディアはといえば、最初はこの事態に気を失ってしまいまが、正気に返ると、彼女は彼女なりに事態を把握しようと試みます。夫婦は同じ状況にあるいとはいえ、夫との間には完全な意思疎通はできていないようです。ヘロデはネシャートのことを妻にきちんと伝えていなかったのです。それは気遣いだったのかそれともほかに? へロディアの心に夫に対する疑惑が生じます。
2023年6月7日水曜日
呪われた結婚
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