鞭打たれて弱ったイエスの姿にペトロは身が裂かれるような思いをしています。そのペトロの心の内がつぎのように描かれます。
ペトロは、師が引きずられていくのを見ると、居ても立ってもいられず、直ぐにも躍り出たい衝動に駆られた……が、堪えなければならなかった。
(いまそのようなことをすれば、すべてを台無しにしてしまう)師が耐えているのと同じに、ペトロもまた血を吐くほどの思いで耐えていたのである……
『マルコによれば』第2章について書いてきました。ここでちょっとこの章について感想を述べてみます。 本章は時系列からいうと第1章(プロローグ)の前に位置します。第1章はイエスの「 公生涯 」に沿った物語展開でした。本章はその前史で、作者が想像的に描いたものですが、イエスがキリ...
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