2018年3月7日水曜日

王の道

 12節からはいよいよイエスが処刑される場面に向います。でも小説として面白いのは、処刑につづくあとの物語りの展開です。第1章の面白さはここからといってもいいくらいです。

 
 さて12節です。マルコの目を通して、つぎのように描かれます。

空は翳り始めていた。だがエルサレムの町は、曇天のなかにも、祭日らしい賑わいをみせていた。そのなかにマルコの姿もあった。かれはペトロたちを送り出すと、自分もその後を追ったのである。
 
 マルコは初詣?で賑わう神殿の前を通って、神殿の北側に設けられたアントニオ城塞に向います。その前の路地(現在では「悲しみの道」と呼ばれていますが、小説では「王の道」と呼ばれてます)まで来ます。囚人がその狭い路地を歩くのを見物するために、民衆がもう人垣をつくっています。



 

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