2017年7月30日日曜日

他人はかれをマルコと呼んだ

ガリラヤ湖畔に佇む五十歳くらいの男性。
この人、アレクサンドリアから船にのって、ここへ着いたばかりのようです。
目的は「師から託された使命を果たすため」。
師というのはペトロのこと。あのイエスの一番弟子。いぜんは「ペテロ」と呼ばれてましたけど、最近では「ペトロ」と呼ばれるようになったみたいです。教会でよく使われている「新共同訳聖書」でそう書かれているからでしょうか?

どうやらペトロがローマで殉教したあと、この人は命からがらエジプトのアレクサンドリアに逃げてきたたようで、そのときペトロから託されたのが、ペトロの「証言」でした。きっとこの証言を実地で確かめたくて、ガリラヤに来たのでしょうね。

そしていよいよ、この人の名前が明かされます。


男の名はヨハネ、他人(ひと)はかれをマルコと呼んだ。



0 件のコメント:

コメントを投稿

第2章について

  『マルコによれば』第2章について書いてきました。ここでちょっとこの章について感想を述べてみます。  本章は時系列からいうと第1章(プロローグ)の前に位置します。第1章はイエスの「 公生涯 」に沿った物語展開でした。本章はその前史で、作者が想像的に描いたものですが、イエスがキリ...